top of page
第8回フェアトレードタウン国際会議ご挨拶

このたびフェアトレードタウン国際会議をアジアで初めて開催できることは、大きな喜びであり、名誉とするところでもあります。日本や韓国は後発ながら、自分の住む町をフェアトレードタウンにしたいという思い・動きは各地に芽吹き、運動の輪は静かに、しかし確実に広がっています。そうした中での国際会議の開催は、この地域での運動の一層の高まりに貢献することは間違いないでしょう。

今回の会議のメインテーマは「南北における公正な地域社会経済の構築」です。フェアトレードタウン運動は今や途上国3か国を含む世界24か国に広がり、運動の発展に伴って、南北間の貿易の公正化だけでなく、地産地消の推進をはじめ、国内や地元の経済活動の公正化にも焦点が当てられるようになりました。

中でも日本のフェアトレードタウン基準は「地域活性化への貢献」を明確に打ち出しています。フェアトレードを広める時に、途上国だけでなく先進国内の地域経済や社会も公正で活気あるものにできれば、これほど素晴らしいことはありません。

途上国、先進国の別なく、誰もが自分の居場所を見つけられ、生き生きと暮らせる社会への変革を目指して、本国際会議で語り合いましょう。

 

 

一般社団法人フェアトレードタウン・ジャパン(FTTJ) 代表理事 渡辺 龍也

© 2013-2014 by The8th International Fair Trade Towns Conference in Kumamoto

bottom of page